2013年7月14日日曜日

フランス旅行(4)


旅行7日目。 ParisからTGVでLyonを経由してGrenobleへ。 どんどん景色がのどかな田舎の風景に変わり、最後には大きな岩を擁する山々が見えてきます。 それがGrenobleの入り口。 はやる心を抑えて下車。 SingaporeともParisとも違う清らかに澄んだ空気が美味しいぞ。 空には幾筋もの飛行機雲、 これこそが空気のきれいさを物語っているというもの。
駅の近くにホテルを予約しておいたので、すぐに荷物を置いて出発。
かつての我が家は駅の近くの新興住宅地に位置していたので、歩いて見に行きました。ある有名な建築家がデザインしたというカラフルで変わったつくりのアパルトモン。 周囲はきちんと整備され、より暮らしやすそうな環境になっていました。
「あの最上階のあの窓が、かつてのあなたの部屋よ」、と息子に説明し、しばし感慨にふけっておりました。 木もずいぶん伸びたなぁ~(以前は1階の高さのヒョロヒョロの若木だったもの)

入り口。私、住み始めた頃コードを忘れてしまい、ここでボーッと誰かが来るのを待っていたっけ。ようやく来た、同じ階に住んでいた弁護士さんに不審者扱いされたのでした・・・(汗)

次に向かったのは、以前学んでいたフランス額装関連のお店とスイーツ店。 トラムに乗って街中で下車し、まっすぐ向かいました。 額装店は少し小規模になっていたものの、その日も額装するお客さんとお店の人が熱心に話しをしていてなんだか嬉しくなりました。 お気に入りのスイーツ店は10年前と同じマダムが今も変わらずお店を切り盛りしていて、これまたほんわか嬉しくなり、話しかけずにいられませんでした(笑)。 息子はそこで苺のアイスクリームを、夫も我慢が出来なくなったのか、すぐに頬張るための苺のタルトを購入。 二人とも「美味しい!」と絶賛、そうでしょ、そうでしょう~!?

フランスの夏は日差しが強く、日向にいるとジリジリ肌が痛くなるほど。 ところが乾燥しているので、一歩日陰に入るとヒンヤリするので簡単に涼がとれます。ここがシンガポールとは大きく異なる点。
この日も思いっきり暑かったので、本来はチョコレートの持ち歩きは厳禁なのですが、そこは旅行者の身、背に腹は変えられぬ!またもやお気に入りのチョコレート専門店に向かいました(苦笑)。

川を渡る時のスリルがたまらない!
私の買い物につき合わせていたので、だんだん息子の機嫌が悪くなってきました。ではいよいよGrenoble名物のtelepherique (ロープウェイ)で丘の上のバスチーユ(城塞)を目指すことにしますか。このコロンとした球形のロープウェイ、何度見ても可愛い!Grenobleっ子の自慢です。

バスチーユからの風景。 眼下に広がるGrenobleの街。 茶色い屋根の辺りは旧市街です。
Grenobleは三方を山に囲まれている為、雪解け水が豊富です。山水を利用するので水道水はとても美味しく、目隠しをしてミネラルウォーターと味の比較をすると皆、水道水を選ぶほどなのです!

折角のGrenoble、今回は諸々の関係で半日しか滞在することができず、会いたい方々全員に会えない・・・というもどかしい思いをしました。皆さんごめんなさい!次回、近い将来、また必ず訪れますので、その時には是非会ってくださいませね!

<おまけ>
日曜日のParisで、ようやく撮れた(日曜日はほとんどのお店が閉店しているので)素敵なデコレーションのお店。 本当はもっともっとたくさんあったのよ、ため息が出るほど素敵なお店が・・・(泣)
オリーブオイル専門店
とにかくシックな色合いが目を引く
ゲランのショーウィンドウ

















←旅の終わりにようやく、撮影許可をとって写真に収めることができたGrenobleのカフェに飾られたくるみのデコレーション。このポップな色合い!! Grenobleはくるみの産地なので、スイーツからオイルに至るまで様々なくるみ製品が揃います。

今回のフランス旅行では、息子だけでなく、私も大いに刺激を受け、インスパイアされました。10年という年月の間に「フランス的な感覚」というものをどこかに忘れ、取り出してみる余裕がなくなっていたようです。
今回得た刺激をもとに、今まで以上に自由な感覚で、クイリング作品を作り上げていきたいと思います。 乞うご期待!!(ああ~自分で自分にプレッシャーかけちゃった~)