2013年7月14日日曜日

フランス旅行(2)

3日目。この日も朝から観光ずくめ。 セーヌ川の中州に渡りノートルダム寺院見学後、オルセー美術館へ。

懺悔室(旧)
懺悔室(新)




寺院内部にあった新旧懺悔室。 罪の告白は、やっぱり旧タイプのようなところでひっそり怪しげに(!?)行われて欲しいなぁ・・・ 新タイプはまるで会議室。














寺院の急な階段を登って出たところは塔の先端にあるシメール(伝説の怪獣キマイラ)のギャラリー。(要はガーゴイル)塔をぐるりと囲むようにして置かれるシメール達の、まるで聖堂を守るように威嚇している姿が印象的でした。








夫は大のガーゴイル(gargoyle、怪物などをかたどった彫刻であり、雨桶の機能を持つ-Wilipediaより)好き。 イタリアでもスペインでも中国でも、至るところにガーゴイルがある地ではカメラの中が不気味な怪物でいっぱいになります。 今回の旅行では、10歳の息子にもその遺伝子がしっかり受け継がれたようで、二人競って写真撮影大会をしていました(苦笑)。

その息子。 視線の先はお姉さんではなく、ストリートミュージシャン。 最近楽器演奏に興味津々の息子は、芸術の国で大いに刺激を受けたようです。 この橋はParis滞在中に何度か通りましたが、その度にミュージシャンが交代していて、ある時はピアノ演奏まで行われていました。 あのピアノはどうやってこの橋まで運ばれたんだろう???



歩き疲れた体で辿り着いたオルセー美術館。我が家はあまり印象派に興味がないせいか、はたまた疲れすぎたせいか、広い館内を見て廻る元気もなく、ただ駅舎を改造して作られた美しい建物だけを堪能して終わりました。

ルーヴル美術館ではあんなに興奮、感動したのにねぇ・・・




4日目。 息子お待ちかねのエッフェル塔へ。 ちょうど日曜日だったので、朝マルシェ(市場)へ繰り出し、新鮮な野菜や果物、肉、魚の他、お花や生地、雑貨、アンティーク店等々フランスの活気を体感。 美味しそうなものがたくさん並んでいたので、その誘惑に勝てず、急遽そこで朝食を調達して、近くの公園で食べました。 これも旅の醍醐味!




連日の歩き疲れ解消に、とこの日は観光バスに乗って市中を廻り、オランジュリー美術館を経由して、ようやくエッフェル塔に到着。 日曜日の為、ものすごい人混み。 ふと気付くと息子の様子がヘン。 赤い顔をしていてかなりダルそう・・・熱中症か!? そういえば、観光バスといっても2階建ての直射日光ガンガンのバスに乗ってきたしなぁ・・・連日の疲れも溜まってるしなぁ・・・ とにかく体を冷やして、水分補給しなきゃ!! 
アイスクリームをなめ、たっぷり水分も摂った後、少し落ち着いたけれど、明日のモンサンミッシェル行きはかなり危うそうだな・・・と母親の勘がアラームを鳴らしてる。夫が楽しみにしていたモンサンミッシェル行きだけど、この状態では往復8時間のバス移動に耐えられるとは思えないので、エッフェル塔観光の後、旅行社のオフィスに駆け込んでキャンセルをしました。 可哀想な夫!