2015個展出展作品

個展を開催する為には会場をおさえなくてはいけません。幸い今私が住んでいる横浜市には幾つかの洋館が点在しており、市民の為のレンタルスペースも兼ねています。

しかーし‼︎

そのスペース、もちろん私だけでなくたくさんのアーティスト達が発表の場を求めて借りに来るのです。各館抽選会は月に一度、日曜日の朝10時スタートです。今回の個展開催を決心したのが6月末。直近の抽選会は7月で4ヶ月後の11月レンタル分でした。クジ運のない私は息子に引いて貰いましたが、結果は落選。仕方なし…芸術の秋真っ只中の11月抽選会には会場の部屋に入りきらない程の人が殺到してたのですもの(o_o)

続く翌週の日曜日。また別の洋館での抽選会が行われたのですが、これまた凄い人数で落選。作品を作る気力も起きず、夏休みのお子様講習会向けの作品をちびちびと数点仕上げたのみ。

今度こそ‼︎😤と、討入りする赤穂の四十七士のような気合いで12月レンタル分の抽選会に臨んだ8月の日曜日。私が引いた番号は④。クリスマスの時期とあって、週末は3回分しかありません。ピーンチ‼︎😱何とか4番の私まで…とヤキモキしていたら…‼︎ 3番の方は何と平日狙いでした。助かった、ありがとーっっ‼︎ 

唯一残っていた週末は、クリスマス直前。海外だったらそんな時期に個展なんぞ開いても見向きもされません。だって、クリスマスの準備で大忙し、気の早い家族はもう親戚の家に集まり始めていますから。不安に思いながらも申込み無事完了。そこへ去年そのタイミングで作品展をされたという方が、「クリスマス直前のこの時期、実は観光客の数がピークとなり、400人の来場者がありましたよ。いい日が当たって良かったですね」と教えてくれました。ラッキー‼︎

実際650人強の方々にお越し頂きました。1300以上の目に見つめられた作品の幾つか(10月以降バタバタと作り始めた新作)をご紹介しますね。

先ずは看板。本当はクレヨンをメインにするつもりでしたが…

The KAMON - Family Crest

ご存知家紋。これは「松竹梅」や「一富士二鷹三茄子」(縦方向に一列)のようにおめでたい絵柄を集めたものです。200年前にこんなに粋なデザインを生み出していた先人達の能力の高さに脱帽‼︎

Pasta Mania

ザ・パスタ！大好きなフジリ(左端下)の表現に苦労しました。遊び心でシェフハットと、その下にパスタを茹でる時に使う道具(名前を知らないが)を盛り込んでみました。

パスタと木枠の素朴な色合いを殺さないように、赤色はチラ見せ程度に。額縁屋さんとあれこれ話し合いながらこのように↓

Hagoita-ichi 暫と藤娘

こちらも職人魂が込められた究極のでふぉるめの粋‼︎　ちょうど個展の初日が羽子板市に当たったので、羽子板作品に挑戦してみました。
羽子板市の人気者、「暫」と「藤娘」です。藤娘は少し太めですが…😝作っていて色々勉強になった作品です。

最後は季節ものの立体作品2種。クリスマスのテーブルセンターは、LEDキャンドルを活かしたくて生まれた作品。お正月の花慶賀は、以前購入し過ぎた升の在庫整理を兼ねて😝

花慶賀
　

長くなってしまった〜💦 会場の様子はまた次回に‼︎

御礼！

皆さま、2016年明けましておめでとうございます。本年もこのユルユル更新ブログによろしくお付き合い頂けますよう、お願い致します！(早くも予防線張っちゃった〜♪)

昨年末、人生初の個展を4日間開催しました。お忙しい中わざわざお運び頂いた方々、また、クリスマスの洋館巡りの途中にお立ち寄り下さった方々、洋館のスタッフの方々…有難うございました。「ペーパークイリング」をご存知の方も、また、初めて出会われた方も合わせて650名強もの方々に、私の作品を観て頂くことが出来、大変嬉しく思っています。差し入れもたくさん頂きましてありがとうございました。
今回は敢えて毎日、全時間通して在廊し、デモンストレーション・体験コーナーもしましたので、全来場者の皆さまのお顔が拝見出来、お話出来たことがとても楽しかったです。皆さまはいかがでしたでしょうか。各作品に込めた「何か」を感じて頂けましたか？

2008年からシンガポールで始めたクイリング。今回は過去作品から、日本に戻って現在に至るまでの40点ほどを出展しました。今までの軌跡。

ここでひとまず一区切りです。

ここからは、また新たなる方向性を見定めて活動していきたいと思います。皆さま、これからもYoko MIZOGUCHIをどうぞよろしくお願い致します‼︎ 

早速ですが、1月末から始まる「横浜山手芸術祭」にまた参戦致します。今度は111番館で、1/31と2/1の二日間です。「紙への挑戦」…と銘打ちましたが…個展が終わり、年末年始をはさんで1ヶ月後にこんなことするなんて無謀でした〜(涙) 紙への…というより、「残り時間への挑戦」となりそうです〜〜(T_T)

最後に。

いつも優しく厳しく私の背中を押して励まし導いて下さるphotographerのYさん、今回テーブルコーディネートのコラボでご協力頂いたTさん、会場でスムーズな誘導・お手伝い頂いたOさん、私の徹夜続きでフラフラの状態を見かねて応援に駆けつけて下さったIさん、Nさん、Tさん、いつも私の細かい注文を聞き入れ手伝って下さる額縁屋のYさん…他、たくさんの方々に支えられて今回の個展は成功を収めることが出来ました。心からの感謝申し上げます‼︎